ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20210114

開高健『魚の水はおいしい: 食と酒エッセイ傑作選』

オーパ!』がとても良かったので読んだ。

切り口に唐辛子を擦りつけたパイナップルの香りが象徴するヴェトナムの描写、本当に美味しそうでどこか出掛けたくなる。
せめて何か変わった料理をたまには作ってみようかな。

アルコールを手放しで歓迎する姿勢は多分誰にでも受け入れられるものとして書かれているのだろうけれど、お酒飲めない身としては「今いったい何を読まされているんだ……?」という感じになる。

国際情勢の描写が入るたびに時代のギャップを感じる。
まあ今は今で海外なんてとても行ける情勢ではないのだけれど。

しかしこう、たまに台詞の形を取ってる文を見ると、ああこういうのが年配の方のああいう構文に繋がるのかしらと……。
こういう台詞回しが洒落ていると思われていた時代があったのかな。