ようやく『ONE PIECE FILM RED』を観た。
評価が高かったように思うので期待していたのだけれど、あんまり自分に刺さる感じではなかったので残念。
ウタというキャラ自体はめちゃくちゃ好きだったのだけれど。
というかルフィって何だかんだでもっと思慮深い感じじゃなかったっけ。
子供が観ることも踏まえて、アニメと漫画で多少キャラクターにぶれがある感じなのかな。
音を聴かせるための映画なので一定の音量で聴かないと、こう、音圧が損なわれる感じになってしまうのであんまり夜中とかには観られないなこれ。
アカデミー作品賞はエブエブだったらしい。
旧弊な社会の中での生きづらさを単に肯定してくれるだけでなく、中途半端に寄り添おうとする気持ちに対しての「放っておいてほしさ」みたいな感覚をも否定しないでいてくれる良い映画だった。
特別に何かを求めているわけではなく、ただ誰しもと同じように自分を生きたいだけなのに、そうさせてくれない世の中、そういう構造になっているのだということを多くのひとに気づかせてくれるような作品がもっともっと増えてほしい。