ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20210714

なんとか都合がついたので、『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』をようやく観てきた。
以下微妙にネタバレ含みます。


シンエヴァを観たときのような、長い呪いが解かれたような感覚。
というか「まだ燃やせるものがあるじゃないか」って、観客側が最後の一滴まで熱狂的に燃やし尽くした感じがある。
いままで噛み砕かれてなかった部分すら味わい尽くせるようにしてくれた感じ。
謎そのものだったキリンが、アルチンボルド肖像画じみたまさに謎を体現するような姿で燃えていったのは象徴的。

アニメ版 (+ ロンド・ロンド・ロンド) で気に入っていた大場ななに関しては本当に独りで背負い込んでいるところにめちゃくちゃ惹かれるので、あの展開を経てなおこの姿を目一杯観られたのがとても善い。

しかし今回の劇場版で一番やばかったのは香子だった。
双葉と対峙するシーンでの演技の凄みよ。
あの「……表出ぇや」って囁きより震える台詞はそうそうないでしょ。