ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20210406

SPECIAL SUMMER CAMPAIGN! もイージー点いた。
ほかにもできそうな☆12は何曲かあるのだけれど、あくまでも九段に向けて力をつけるのが今の目標なので変に拘ったりはしない方針でいこう。

去年やった青塔とか虹塔のことを思い出してだいぶ恋しくなってしまったので、何か似た感覚を味わえるコンテンツを探したい。
ゲーム中でも仕事中でも、常に頭の片隅でさまざまな記憶を掘り起こしては問題と照らし合わせてアドレナリンを求めていたあの感覚、本当に中毒性があった。
何か……何かないかな……。

井上真偽『恋と禁忌の述語論理』

述語論理に関する話を脇においてもとても面白いミステリだった。
だいぶ前に読んだ『その可能性はすでに考えた』の要素も出てきて懐かしさをおぼえたけれど、なんとこちらの方が先に書かれた作品なのね (加筆してるのかもしれないけれど)。

自然言語を述語論理に翻訳して表すことでその盲点を明らかにする話……でもありつつ、更に踏み込んで、認められた事実から別の事実を演繹的に証明する話でもある感じ。
某書が (結果的に) 「反例を挙げる」話なのに対して、こちらはストレートなミステリだともいえる (?)

あくまでも主人公が語る内容に対しての推理を行う形式になっているのが、扱うべき事実を限定することで「探偵の見落としがあるかもしれないじゃないか」みたいな方向にずれ込む可能性を排して厳密に論理で扱える土俵に持ち込んでくれていて、このテーマを扱うのに相応しい感じ。

あとミステリのキャラクターに稀にある極端で合理的な設定は「このキャラはこういうときにはこう動くだろう」という予測可能性を高めてくれるので、抽象化しやすくて記号論理と相性がいいのかもしれない。