ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20240616

読んだ。

三井は幕府の御為替御用として大阪から江戸への幕府公金の送金を請け負っており、その莫大な金を一時的に融資に回すことで巨利を得ていた (返納期限が守られる限りは、幕府も黙認していた)。
融資は幕府公金為替に擬制する形で行われ、万が一の際には優先弁済を受けられるという特権を梃子に低金利での融資を行い事業を拡大していった。
その際には顧客に対する綿密な信用調査を実施し、不渡りのリスクを減らすことをも怠らなかった。
人柄 (の噂) までもが融資の可否を左右する世界は、現代的視点からはディストピアのようにも見える。