ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20231001


「地下謎への招待状2014 REVIVAL」解いてきた!

……言うまでもないけれど開催期間はとっくに終わってます。
解きに行く会が色々あって延期になり続けた結果今日ようやく完遂することができた。

読んだ。

キャッチーで露悪的なサブタイトルだけれど、要はカウンターカルチャー的な思想がいくら反資本主義を謳おうと、結局それは資本主義を代替するどころか資本主義の原動力になってしまう……という話。

それに対する解決策は提示されていないし、そもそも簡単で抜本的な解決策なんてないということをまずは意識すべきだというのが本書の考えのひとつ。

(一般論としては)「ルールは皆に利益を与えるために存在する」ということは強調されてしかるべきだよなあ。
本書の例で言えば「行列とは待ち時間を短くするためのシステム」だということ。
よく言われる例だと「『車は左側通行』というルールがなかったらどうなるか?」みたいな。
調整問題の解決、囚人のジレンマの回避。

勿論ルールを破ることが利益につながることはあるのだけれど、それはルールが適切でないのが理由なのか、それとも単に自分だけルールを破ることで他人が負っている制約にフリーライドしているだけなのかはちゃんと区別する必要がある。
ただまあ実際ルールが適切でない事案もそこそこあるということを忘れてはいけないよなあ。