ぺんぎんの営巣地

ほとんど個人的な日記だよ。毎日こうしん。

20210621

いまさら初めて『すべてがFになる』を読んだ。
面白さの根幹は古びないとはいえ、テクノロジーは相当古めかしくて笑ってしまう。

1996年に出版されたらしいけれど、真賀田研究所が体現するような価値観って当時一般的にはどう思われていたのだろ。
印象としては「奇特な価値観でしょう?」というよりは「理想郷に近いでしょう?」という感じで素直に語りかけているように感じるので、逆に萌絵たちが違和感を表明することに引っかかりをおぼえる。
作中世界は1994年らしいので、その1994年と、この本が世に出た1996年の間の2年間で既に考え方のギャップが開いていたのかしら?
Windows 95の発売を挟んでたりするわけだし。